HONDA ホンダ BEAT:軽自動車規格の奇跡。F1の血統を受け継ぐ「MTRECエンジン」と、カプセルデザインの究極ミッドシップ
ホンダのスペシャリティカーの歴史を辿り、「デートカーの帝王」たるプレリュードの技術の粋を見てきました。次は、ホンダのロマンが凝縮された、もう一つの傑作をご紹介します。それは、「軽自動車」の枠を超えた究極のスポーツカー、「ホンダ BEAT(ビート)」です。ビートは、バブル景気の末期である1991年に登場し、「平成のABCトリオ」(マツダ AZ-1、スズキ CR、ホンダ BEAT)の一角を担いました。しかし、この車は単なる軽自動車ではありません。ホンダのF1活動で培われた技術と、徹底した「運転する楽しさ」の哲学が、その小さなボディにすべて詰め込まれています。特に注目すべきは、「ミッドシップ・リアドライブ(MR)」というレイアウトと、軽自動車史上唯一となる「MTRECエンジン」です。