平成初期に誕生し、今なお世界中のエンスージアストを熱狂させる一台。それが、ホンダ シビック EG系(5代目)です。
軽快なフットワークと、超高回転型エンジン「VTEC」が生み出す官能的な加速フィール。その魅力は、発売から30年以上が経過した現代において、むしろ輝きを増しています。
特に高性能グレードのEG6 SiR-IIは、ネオクラシックカーとしての価値が急上昇し、中古車市場では軒並み価格高騰。もはや「当時の価格で手に入れる」ことは不可能となりつつあります。
本記事では、この伝説的なシビック EG系に焦点を当て、その登場背景から現在の中古車相場、驚異的な性能、そしてオーナーが直面する維持費や故障のリスクまで、6000字程度のボリュームで徹底的に深掘りします。なぜ今、人々は再びこのコンパクトFFスポーツを求めるのか。その真の理由に迫ります。
- 今のリアルな中古車価格と購入時に必要な初期費用についてわかる
- 「VTEC」が生み出すエンジンの官能的な性能や技術的特長についてわかる
- 重課税や燃費、故障リスクの高い部品といった現実的な維持費についてわかる
- 価格高騰の背景にある「JDM(日本車)人気」や「カスタム文化」など支持される理由についてわかる
シビックEG系とは:ホンダの技術が詰まった「スポーツシビック」

ホンダ シビックの5代目モデルとして、1991年9月に誕生したのがEG系です。「スポーツシビック」の愛称で親しまれ、先代の4代目(EF系、グランドシビック)からデザイン、メカニズムの両面で大きな進化を遂げました。
キャビンフォワードデザインの採用

外観上の最大の特徴は、丸みを帯びた流麗な「キャビンフォワード」デザインです。広いガラスエリアと低く抑えられたボンネットは、視認性の向上に貢献するとともに、空気抵抗の低減にも寄与しました。
また、全高を先代よりやや高めに設定し、室内空間を拡大。特に後席の居住性が改善され、スポーツカーでありながら、日常の使い勝手や快適性も犠牲にしない、シビックらしいパッケージングを実現しています。このデザインは、それまでのホンダ車の角張ったイメージを一新するものでした。
主要なグレードと型式
EG系シビックの中でも、特に中古車市場で注目される高性能モデルは以下の通りです。
| 型式 | グレード | エンジン | 最高出力/トルク | 特徴 |
| EG6 | SiR-II / SiR | B16A型 | 170PS / 16.0kgf·m | VTEC搭載の高性能モデル。本記事の主役。 |
| EG4 | VTi | D15B型 | 130PS / 14.1kgf·m | VTEC-E搭載の高燃費モデル。 |
| EG3 | ETi / ML | D13B型 | 85PS / 11.0kgf·m | 廉価グレード |
心臓部:VTECエンジンがもたらした革命

シビック EG系の魅力を語る上で、B16A型 VTECエンジンの存在は不可欠です。排気量わずか1.6リッターながら、ホンダ独自の可変バルブタイミング・リフト機構「VTEC(Variable Valve Timing and Lift Electronic Control System)」を搭載し、当時のクラス最高水準となる170馬力を8200rpmで叩き出しました。
- VTECの魅力: 低回転域では燃費と扱いやすさを重視したカムプロフィールを使用し、特定の回転数(約5,800rpm)を超えると、高回転・高出力用のハイリフト側カムに切り替わります。この瞬間に発生する「VTECサウンド」と呼ばれる刺激的な吸気音と、背中を押されるような強烈な加速フィールは、他のエンジンでは味わえないEG6の唯一無二の魅力です。
- 「リッターあたり100馬力」の達成: このスペックは、当時のFF車としては異例であり、ホンダのエンジン技術の高さを世界に知らしめました。
中古車市場の現状と価格相場:ネオクラシックとしての価値

誕生から30年以上が経過した今、シビック EG系はどのような扱いを受けているのでしょうか。
結論から言えば、その人気は衰えるどころか、むしろ熱狂的なファンによって支えられ、価格は高騰の一途をたどっています。
現在の価格帯と高騰の理由

| グレード | 状態の良い車(プレミア) | 一般的な相場 |
| EG6 SiR-II | 300万円超 | 150万円~250万円 |
| EG4 VTi(比較的良質) | 100万円~150万円 | 50万円~100万円 |
特にEG6 SiR-IIの現存台数が減少し、低走行またはフルノーマルの状態が保たれている個体は、プレミア価格が付く傾向にあります。
この価格高騰の背景には、主に以下の要因が挙げられます。
- ネオクラシックカーブームとJDM人気:1990年代に登場した日本車が世界的に再評価されており、EGシビックはその軽量コンパクトな車体とVTECエンジンの組み合わせで、手軽に楽しめるFFスポーツの代表格として人気が再燃。JDM(Japanese Domestic Market)スタイルのカスタムベースとしても非常に需要が高いです。
- モータースポーツ・メディアの影響:国内ワンメイクレースやJTCC(全日本ツーリングカー選手権)での活躍に加え、漫画『頭文字D』にEG6シビックが登場したことで、若年層を含む新たなファンを獲得しました。
- 個体の減少と部品供給の不安:経年劣化や事故、チューニングに伴う廃車が進んだ結果、良質な個体が市場から減少し、希少性が高まっています。
中古車選びのポイント:走行距離よりも「素性」

価格が高騰しているとはいえ、現存するEGシビックのほとんどは過走行であり、何度もオーナーが変わっているケースが一般的です。そのため、単純に走行距離が少ないことよりも、以下の点に注意して「素性の良い」個体を選ぶことが重要です。
- 修復歴:特にフロント周りの事故歴がないか。
- メンテナンス記録:VTECエンジンのオイル交換、タイミングベルト交換(約10万kmごと)の記録が残っているか。
- 錆・腐食:特にフェンダー、ロッカーパネルなどの下回りの状態。
当時の人気の理由:なぜ「スポーツシビック」と呼ばれたのか
シビック EG系が「スポーツシビック」と呼ばれ、爆発的な人気を博したのには、単なるエンジンスペック以上の理由がありました。
1. 驚異的な軽量化と高剛性の両立

5代目シビックは、先代EF系の美点である軽量性を維持しつつ、安全性の向上と高剛性化を図りました。車両重量はSiR-IIでも1,050kg(5MT)と非常に軽く、当時の高性能車としては異例の軽さです。
この軽量な車体に170馬力のB16Aエンジンを搭載した結果、そのパワーウェイトレシオは6.18kg/PS。これは、当時の国産スポーツカーと比べてもトップクラスの数値であり、「軽さ」がもたらす俊敏なレスポンスと加速感が、多くのドライバーを魅了しました。
2. 贅沢な4輪ダブルウィッシュボーンサスペンション
ホンダは、当時「F1直系の技術」とも言われた4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションを、このシビック EG系にも採用しました。
- 構造の利点: 構造が複雑でコストがかかるものの、路面追従性が高く、タイヤの接地性を最大限に引き出すことが可能です。特にコーナリング時には、タイヤが路面に対して常に最適な角度を保つため、リニアで安定したハンドリングを実現しました。
- 「手足のように操れる」感覚: このサスペンション構造と軽量な車体が相まって、ドライバーは車との一体感を強く感じ、「自分の手足のように操れる」という評価を得ました。
3. 日常と非日常を両立したパッケージング
週末のサーキット走行も視野に入れた本格的なスポーツ性能を持ちながら、平日は家族や友人を乗せて快適に移動できる実用性を兼ね備えていたことが、当時の若者にとって最大の魅力でした。
- 広い室内と視界: キャビンフォワードデザインによる広い室内と、良好な視界は運転のしやすさにつながりました。
- 燃費の優秀さ: VTEC-E(EG4 VTi)など、低燃費を追求したグレードも存在し、シビックが持つ「環境性能とスポーツ性能の両立」というイメージを確立しました。
今の人気の理由:時代を超えた魅力とカスタム文化
当時人気を博したシビック EG系は、なぜ現代の車好きをも惹きつけてやまないのでしょうか。その人気の理由は、単なるノスタルジーに留まりません。
1. 「ホットハッチ」としての普遍的な価値

現在のスポーツカー市場では、高性能化に伴い、車体サイズや重量が増加する傾向にあります。そのような中で、EGシビックのようなコンパクトで軽量なFFハッチバックは、極めて希少な存在です。
- 軽快感の追求: 現代の車では感じにくい、路面からのダイレクトなインフォメーションと、軽さがもたらすキビキビとした動きは、多くのドライバーが「ドライビングプレジャー」の原点として再認識しています。
- 「B16A」と「8000回転」の体験: 高回転型NA(自然吸気)エンジン特有の、レスポンスの良い吹け上がりと、甲高いVTECサウンドは、ターボ車全盛の時代だからこそ、その価値が際立っています。
2. 豊富なカスタムパーツとDIY文化

EG系シビックは、その世界的な人気とモータースポーツでの活躍から、国内外問わずカスタムパーツが非常に豊富です。
- 多様なスタイル: JDM(純粋な日本仕様)、USDM(北米仕様)、サーキット仕様、ストリート仕様など、オーナーの個性を反映しやすい多様なカスタムスタイルが存在します。
- DIYのしやすさ: 構造がシンプルで整備性が高いため、比較的DIYでメンテナンスやチューニングを行うオーナーが多く、コミュニティを通じて技術や情報が共有されていることも、人気を支える大きな要因です。
3. メディアの影響とアイコン化

漫画『頭文字D』において、主人公のライバル車としてEG6シビックが登場し、その性能とキャラクターが描かれたことは、世代を超えた人気の決定打となりました。
- 知名度の向上: EGシビックは、作品を通じて「軽量FFスポーツの頂点」としてアイコン化され、単なる旧車ではなく、「伝説のスポーツカー」として認知されています。
性能を深掘り:動力性能とハンドリングの真髄
シビック EG系の魅力の核心は、その設計思想にあります。技術的な側面から、EG6 SiR-IIの運動性能を詳しく見ていきましょう。
B16A型エンジンの技術的特長
B16Aエンジンは、ホンダがFF車のために開発した傑作エンジンの一つです。
| 項目 | スペック |
| 排気量 | 1,595cc |
| 最高出力 | 170PS / 8200rpm |
| 最大トルク | 16.0kgf·m / 7300rpm |
| 圧縮比 | 10.4 |
| VTEC作動回転数 | 約5,800rpm |
- 高回転化への執着: 8000rpmを超えるレブリミットは、当時の市販車としては極めて異例であり、ホンダの「エンジン屋」としての意地を感じさせます。高回転までストレスなく一気に吹け上がる感覚は、ドライバーに「エンジンを使い切る」という喜びを与えました。
- ショートストローク: ボア×ストロークは81.0mm×77.4mmとショートストローク型であり、これが高回転域でのスムーズな回転を可能にしています。
4輪ダブルウィッシュボーンが生み出すコーナリング性能
EGシビックのハンドリングは、現代の車と比較しても遜色ないと評されることがありますが、その最大の功労者は4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションです。
- 圧倒的な接地性: この形式は、車体のロール時にもタイヤのキャンバー角変化を最小限に抑えるため、タイヤが常に路面に垂直に近い状態で接地します。これにより、限界域での粘り強さが格段に向上し、安心してアクセルを踏み込めるコーナリングを実現しています。
- カスタムの基本: 現在でも、EGシビックのカスタムは、このサスペンションのポテンシャルを最大限に引き出すための車高調やブッシュ類の交換から始まることが一般的です。
シビックEG系の維持費と向き合う:旧車オーナーの現実
シビック EG系の魅力を享受するためには、避けて通れないのが維持費と旧車特有のメンテナンスです。中古車購入を検討している方は、故障リスクや部品供給の現状を理解しておく必要があります。
1. 定期的な維持費(税金・燃費)

- 自動車税:排気量が1.5L超~2.0L以下(EG6は1.6L)のため、本来は39,500円ですが、初年度登録から13年経過した車は重課税(約15%増)の対象となるため、45,400円程度となります。
- 燃費:EG6 SiR-II(170PS)は、VTECを積極的に使用する走り方をする場合、実燃費は6~9km/L程度と、現代の車と比較して燃費性能は劣ります。
2. 旧車ならではの故障リスクと交換必須部品

製造から30年以上が経過しているため、走行距離に関わらず、時間経過による部品の劣化は避けられません。特に注意が必要な故障箇所と部品供給の現状は以下の通りです。
故障リスクが高い部品
| 部位 | 劣化・故障の内容 | 対策・交換時期 |
| ゴム・樹脂部品 | ブッシュ類、エンジンマウント、各種ホースのひび割れや硬化。水漏れ、異音、ハンドリングの悪化の原因となる。 | 全てのゴム部品を交換する「リフレッシュ」を推奨。 |
| 電装系 | メインリレー(燃料ポンプの作動不良による始動困難)、デスビ(ディストリビューター)の不具合。 | メインリレーは予備を携帯、デスビはOリングの交換やASSY交換。 |
| トランスミッション | ミッションのシンクロ摩耗によるギアの入りづらさ(特に2速・3速)。 | オイル交換をこまめに行う。重度の場合はミッションOH(オーバーホール)。 |
| ボディ | 雨漏り(特にハッチバック車)。フロアやフェンダー周りの錆・腐食。 | シーリングの打ち直し、徹底的な錆止めと補修。 |
部品供給の現状と対策
- 純正部品の再供給(リフレッシュプログラム):ホンダは一部の旧車向けに純正部品の再供給を行っていますが、EG系シビックに関しては、NSXやS2000ほど手厚いプログラムはまだありません。欠品パーツが多く、特に内外装部品、特殊なセンサー類は入手困難な場合があります。
- 社外品と中古部品の活用:エンジン内部の主要部品や足回り(サスペンション、ブレーキ)は、幸いにもカスタムパーツとして社外品が豊富に存在します。しかし、内装の樹脂パーツやハーネス類などは、解体車からの中古部品を探すか、専門業者に修理を依頼するしか手段がないこともあります。
結論として、 EGシビックを所有するには、車両本体の価格に加え、「車両価格の半分程度」 を初期のリフレッシュ費用として確保しておくことが、長く維持するための鉄則となります。
オーナー・ファンからの声:時代を超えた熱狂的な評価
ここでは、実際にシビック EG系を愛するオーナーやファンからの、リアルなコメントをファンや視聴者のコメントとしてまとめます。彼らがこの車に感じる魅力と、旧車ならではの苦労が垣間見えます。
走りと性能への評価

「「EG6の魅力は、何と言ってもB16A。5800回転からのVTECの切り替わりは、脳汁が出るような快感です。高回転NAの官能性は、今のターボ車には絶対にない。甲高い吸気音がトンネルに響く瞬間は、本当に鳥肌ものです。」

「ダブルウィッシュボーンの恩恵は絶大。首都高のカーブを攻めた時の、路面に吸い付くような安定感と、ステアリングを切った分だけ曲がるリニアなハンドリングは、一度乗ったら忘れられません。とにかく車体が軽くて、人馬一体感がすごい。」

「街乗りでは静かで乗りやすいのに、ひとたびアクセルを踏み込めばレーシングカーのような顔を見せる。この二面性がシビックの魅力。SiR-IIのMTは本当に楽しいの一言に尽きます。」
維持とカスタムへのコメント

「正直、維持費はかかります。特に電装系は突然死することが多いので、メインリレーは予備を持っています。ゴムブッシュ類は全て交換しましたが、費用はかさんでもハンドリングが蘇ったので後悔はありません。これはメンテナンスも楽しみの一つだと思える人じゃないと厳しいですね。」

「カスタムベースとしては最高です。エアロや車高調のパーツは今でも豊富に選べるし、JDMスタイルからUSDMまで、どんな方向性にも振れる。自分の個性を表現しやすい車です。」

「部品探しは宝探しです。ネットオークションや専門ショップを巡って、欠品パーツを見つけた時の喜びは、新車では味わえない醍醐味です。ホンダさんには、もう少し純正部品の再供給を頑張ってほしいところです。」
ライフスタイルとネオクラシックとしての視点

「『頭文字D』でEG6を見て以来、ずっと憧れていました。今の若い世代にも、この90年代スポーツカーの魅力を知ってほしい。電子制御に頼らない、純粋な機械との対話がここにはあります。」

「雨漏りは日常茶飯事、エアコンも効きが悪い(笑)。でも、そんな不便ささえ愛おしいと思えるのが旧車の魅力。ガレージにいる姿を見ているだけで幸せです。これからも大切に維持していきます。」
EG系シビックを手に入れるためのポイント
最後に、EG系シビックの中古車購入を検討している読者へ、成功するための具体的なポイントをまとめます。
1. 予算設定と初期リフレッシュ費用の確保

前述の通り、車両本体価格が高騰している上に、購入後の初期リフレッシュ費用が必ず必要になります。
- 予算配分:車両価格:リフレッシュ費用=7:3または6:4程度の割合で予算を組みましょう。総額200万円を想定するなら、車両に120万〜140万円、リフレッシュに60万〜80万円を充てる覚悟が必要です。
- 必須のリフレッシュ内容:ゴムブッシュ一式交換、エンジンマウント交換、冷却系(ラジエーター、ホース)、電装系(メインリレー、デスビ)。
2. 専門店での購入を強く推奨

EG系シビックは、その構造やVTECエンジンの特性を深く理解しているホンダ車の専門店で購入することをおすすめします。
- 専門店のメリット:
- 素性の良い個体の選別:粗悪な個体を仕入れないノウハウがあります。
- 納車整備の質:旧車特有のウィークポイント(電装系など)を熟知した整備士が、納車前に必要なリフレッシュを施してくれます。
- アフターフォロー:購入後の部品供給や故障対応、カスタム相談に柔軟に対応してもらえます。
3. 「SiR-II」にこだわるか、「VTi」から入るか
SiR-II(EG6)は最も人気がありますが、価格が高く、過酷な走りをされてきた個体も多いです。
- EG6 SiR-II:VTECの圧倒的な加速を求める方向け。最高のドライビングプレジャーが得られますが、購入・維持コストは最も高いです。
- EG4 VTi:130PSのVTEC-Eエンジンを搭載し、燃費性能と軽量さを両立。SiR-IIほどのパワーはありませんが、ダブルウィッシュボーンのハンドリングは健在であり、比較的安価にEG系の魅力を体験できます。
まずはVTiでEGシビックの軽快なシャシーとハンドリングを堪能し、その後にSiR-IIへのステップアップを検討するのも一つの賢明な選択肢です。
まとめ
ホンダ シビック EG系は、ただの懐かしい中古車ではありません。それは、ホンダが「人々のためのMover(移動体)」としてシビックに込めた、軽量・コンパクトと高性能を両立するという哲学が凝縮された、平成の傑作スポーツカーです。
価格高騰は避けられませんが、その背後には、VTECエンジンが生み出す8000回転の官能的なフィーリングや、ダブルウィッシュボーンが実現する抜群のハンドリングといった、現代の車には失われつつある「操る楽しさ」への渇望があります。
EGシビックとの生活は、部品探しやメンテナンスに手間がかかるかもしれません。しかし、その手間を乗り越えて維持することこそが、この車のオーナーとなる醍醐味であり、熱狂的なファンたちを惹きつける理由です。


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