MAZDA マツダ RX-7 (FD3S):世界で唯一のロータリーロケット。その「美しさ」と維持の「覚悟」
平成のスポーツカー黄金期において、三菱とスバルが「速さ」を競い合っていた横で、マツダは「美しさ」と「理想」を追い求めていました。それが、アンフィニ RX-7、のちのマツダ RX-7 (FD3S型)です。その流麗なボディラインは、発売から30年以上が経過した今見ても、一切の古さを感じさせません。ボンネットの下に収まるのは、軽量コンパクトなロータリーエンジン(RE)。ピストン運動を回転運動に変えるこの夢のエンジンは、まるでモーターのようにどこまでも回るフィーリングと、独特の甲高いサウンドでドライバーを魅了します。しかし、この車を所有することは、他の平成カーとは次元の違う「覚悟」が必要です。今回は、サラリーマンである私たちが、この孤高の存在であるFD3Sを愛し、維持するための現実について、包み隠さずお話しします。